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「oVice」のアバターに“話せない理由”表示 マイクロソフト「Teams」とステータス連携で
バーチャルオフィスを提供するoViceは11日、「Microsoft Teams」のステータス連携を始めたと発表した。oViceアバター上に絵文字を表示し、その時の状態を同僚に伝えられる。
oVice(石川県七尾市)は7月11日、バーチャルオフィスサービス「oVice」と「Microsoft Teams」のステータス連携を始めたと発表した。ユーザーがTeams上でステータスを変更するとoViceアバター上に絵文字を表示し、その時の状態を同僚に伝えられる。
「個人設定」内の「MICROSOFT TEAMSへの接続」ボタンでTeams連携を設定すると、Teamsのステータス(プレゼンス)情報をoViceに取り込み、アバター上に絵文字を表示。バーチャルオフィス内にいる人の状況を可視化する仕組み。利用企業からの「より声を掛けやすい環境を作りたい」という要望に応えて開発した。
絵文字は4種類。Teams上でユーザーが変更できるステータス(取り込み中/応答不可/退席中/一次退席中)を示し、他の人に会話できない理由を伝えられる。
またTeamsのカレンダー機能や通話機能のステータスも取得。oViceのアバターに絵文字で「会議中」「通話中」といった状態も表示する。
oViceはWebブラウザからアクセスできる、オフィスを模したバーチャル空間を提供するサービス。ユーザーは2Dのアバターを操作し、他のユーザーとボイスチャットしたり、Web会議したりできる。数百人規模での利用も可能で、導入社数は2000社を超えるという(6月3日時点)。
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