キヤノン、「クラウドRAW現像」提供 カメラから直接アップロード ディープラーニングで高画質現像
キヤノンのクラウドフォトサービス「image.canon」で、「クラウドRAW現像」が利用できるようになる。image.canonへの直接アップロードに対応したカメラから写真を転送し、カメラ内現像と同じ操作でクラウド上のRAWデータを現像できる。
キヤノンは7月25日、同社のクラウドフォトサービス「image.canon」において、「クラウドRAW現像」を提供すると発表した。image.canonへの直接アップロードに対応したカメラから写真を転送し、カメラ内現像と同じ操作でクラウド上のRAWデータを現像できるという。月額550円で、画像は1カ月あたり80枚まで。新規ユーザーは31日間の無料期間も設ける。
ディープラーニング技術を採用したデモザイク処理のアルゴリズムにより、モアレ、偽色、ジャギーを強力に抑制するという。キヤノンはクラウド現像が効果的な写真例として、「高ISOで撮影した夜景・天体写真、暗い場所で動く人物を撮影した写真、細かな縞模様、タイル模様の建築物を撮影した写真」を上げている。
対応機種は、最新モデルの「EOS R3」「EOS R7」「EOS R10」から。PC/スマホと接続し、カメラのメニューで「クラウドRAW現像」を選択。現像する画像を選び、現像するパラメーターなどをカメラ内RAW現像と同じ手順で設定後、送信するとクラウド側で現像がスタートする。処理が完了すると、image.canonに登録したメールアドレス宛に通知が届く。
image.canonは、処理前のRAWデータ、処理後の画像を30日間保管する他、Googleフォトなどの外部サービスに両データとも自動転送が可能。ブラウザやimage.canonアプリからデータにアクセスすることもできる。
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