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Spotify、約2億ユーロの純損失 ハードウェア「Car Thing」は終了
Spotifyの4〜6月期決算は増収だが前四半期に続く赤字。2月に米国で発売した初のハードウェア「Car Thing」を終了する。MAUは19%増だった。
スウェーデンSpotifyは7月27日(現地時間)、第2四半期(4〜6月)の決算を発表した。売上高は前年同期比23%増の28億6400ユーロ、純損失は1億9400万ユーロ(1株当たり85ユーロ)だった。前年同期は1200万ユーロの黒字だった。
MAU(月間アクティブユーザー数)は19%増の4億3300万人と好調だった。そのうち、有料ユーザーは14%増の1億8800万人。
広告収入は前年比31%増の3億6000万ユーロ。総収益の13%を占めた。
同社はこの業績発表で、2月に米国で発売したばかりの「Car Thing」の取り組みを終了することも明らかにした。
本稿執筆現在、Car Thingはまだ販売されているが、大幅に値引きされている。
発表文には「Car Thingの製造を停止するという決定によって粗利益に悪影響があった」とある。この事業終了でかかったコストは3100万ユーロという。
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