レンズとつながるAndroidアプリ、タムロンが開発中
タムロンが、Androidアプリ「TAMRON Lens Utility Mobile」を開発している。USBポートを内蔵するレンズとAndroidスマートフォンを接続することで、アプリからレンズの機能をカスタマイズしたり、スマートフォンからのリモート操作を実現するという。2022年内の提供を予定する。
タムロンは8月4日、Androidアプリ「TAMRON Lens Utility Mobile」の開発を発表した。USBポートを内蔵するレンズとAndroidスマートフォンを接続することで、アプリからレンズの機能をカスタマイズしたり、スマートフォンからのリモート操作を実現するという。2022年内の提供を予定している。
アプリは、カスタムスイッチ/フォーカスセットボタンのカスタマイズとリモート操作に対応。任意の被写体から被写体へフォーカスを移動させる「A-Bフォーカス」、記録したピント位置へワンタップで移動する「フォーカスプリセット」、ボタンによるAF/MF切り替え、リングのフォーカス/絞り切り替え、カメラ側で設定した機能にボタンからアクセスできる割り当て機能を実装する。フォーカスの移動時間は0.1秒単位で指定できるという。
フォーカスリングのカスタマイズもでき、マニュアルフォーカス時のリングの回転方向、フォーカスリングを操作する際のピントの移動方式を設定できる「MFレスポンス」を実装する。
同アプリはもともと、PC向けに提供していたソフトウェアをモバイル向けに開発したもの。対応レンズは「28-75mm F/2.8 Di III VXD G2(Model A063)」「35-150mm F/2-2.8 Di III VXD(Model A058)」の2種類。対応OSはAndroid 6〜12、USB TypeCポートを搭載したAndroid端末のみが対象という。
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