「トランスフォーマー」のAR位置情報ゲーム登場 NianticではなくSnowpipeから
SNOWPIPE JAPANは4日、「トランスフォーマー」をモチーフにしたスマホゲーム「TRANSFORMERS ALLIANCE」の配信を始めた。ARとGPSを活用する位置情報ゲーム。同様のコンセプトを持つゲームは米Nianticも開発していた。
スマートフォンゲームの開発と運営を手掛けるSNOWPIPE JAPAN(東京都新宿区)は8月4日、タカラトミーの変形ロボットキャラクター「トランスフォーマー」をテーマにしたAR位置情報ゲーム「TRANSFORMERS ALLIANCE」(iOS、Android)の配信を始めた。
自動車や家電製品をスキャンし、隠れているトランスフォーマーを収集するARゲームで、GPSを活用して現実世界に仮想空間を描写した「スペースブリッジ」を占領していく「占領戦」や自分の基地を成長させるRPGの要素を持つという。6月に始めた事前登録は50万人を超えた。
SNOWPIPE JAPAN(旧INFRAWARE JAPN)は韓国Snowpipeの日本支社。Snowpipeのキム・ジョンイック代表は「夢に見た“目の前で変形するトランスフォーマー”をプレイヤーの皆さんにお見せできる」としている。
トランスフォーマーをモチーフにしたスマートフォン用のAR位置情報ゲームは「Pokemon GO」で知られる米Nianticも開発していた。しかしBloombergの報道などによると、Nianticは6月に従業員の一部をレイオフし、β版まで進んでいた「TRANSFORMER: Heavy Metal」を含む4タイトルのプロジェクトを中止したという。その後NianticはNBA(全米プロバスケットボールリーグ)などと組んで「NBA-All-World」を制作すると発表している。
トランスフォーマーはタカラトミーが生み出した玩具発のメディアミックス作品。1984年に米国で玩具を発売して以来(日本は’85年発売)、世界130以上の国と地域で累計5億個以上を販売している。アニメシリーズやコミックも大ヒット。スティーブン・スピルバーグ製作総指揮による実写映画も2007年以降に7作を公開している。
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