速報
WeWork共同創業者アダム・ニューマン氏の新企業Flow、a16zから3.5億ドル調達
米VC大手のAndreessen Horowitz(a16z)は、WeWorkの元CEO、アダム・ニューマン氏の新企業Flowに出資すると発表した。投資額は約3.5億ドルと報じられた。Flowは賃貸不動産企業で2023年立ち上げの予定だ。
米VC大手Andreessen Horowitz(a16z)のマーク・アンドリーセン氏は8月15日(現地時間)、賃貸不動産事業の米新興企業Flowに出資すると発表した。米New York Timesによると、投資額はa16zとしては過去最高の約3億5000万ドルという。
Flowは、コワーキングスペースの新興企業WeWorkの共同創業者で元CEOのアダム・ニューマン氏の新興企業で、住宅用不動産で「賃貸人に安心感、コミュニティ、真の所有権を与える」ことを目指す。2023年立ち上げの予定。アンドリーセン氏は取締役に就任するとNew York Timesは報じた。
WeWorkはソフトバンクGからの44億ドルなど、大規模な出資を受けてIPOを画策したが撤回し、ニューマン氏はその後CEOを辞任した。
この一連の出来事は米AppleがApple TV+でドラマ化している。
アンドリーセン氏は「オフィス体験を根本的に再設計し、パラダイムを変えるグローバル企業(WeWorkのこと)を率いたのはたった1人の人物、アダム・ニューマン氏であることが過小評価されている。(中略)アダムにとって、成功と教訓はたくさんある。われわれは、彼らとともに生活の未来を築く旅に出ることに興奮している」と語った。
関連記事
- Apple TV+、ソフトバンクGに大損害を与えたWeWork創業者のドラマ制作
Appleは、コワーキングスペースを手掛けるWeWorkの共同創業者、アダム・ニューマン氏の栄光と挫折を描くドラマ「WeCrashed」の制作を発表した。カリスマCEO、アダム・ニューマン氏役は「ダラス・バイヤーズクラブ」で米アカデミー助演男優賞を受賞したジャレッド・レトが、その妻レベッカ・ニューマン氏役はアン・ハサウェイが演じる。 - WeWorkは「熟せばもうかる」 ソフトバンクG孫社長、「創業以来の大赤字」も立て直しに意欲
ソフトバンクグループの孫社長は、決算説明会で「今回の決算はボロボロ」「WeWorkの影響が大きい」と発言。「大いに反省」としながらも、立て直しに意欲を見せる。 - WeWork、IPO申請を撤回
ソフトバンクも出資するWeWorkが、8月に申請した株式公開を撤回すると発表した。SEC提出文書で大きな損失と企業構造の問題が明らかになり、批判が高まっていた。 - IPO延期のWeWork、ニューマンCEOが辞任
ソフトバンクが数十億ドルを投資しており、9月にIPOを申請したWe Companyの創業者でCEOのアダム・ニューマン氏がCEOを辞任した。ここ数週間、同氏に対する批判が高まっており、「CEOを辞任することが会社にとって最善だと判断した」としている。 - ソフトバンク、コワーキングスペースのWeWorkに44億ドル出資
ソフトバンクが10兆円ITファンドで、米コワーキングスペース企業WeWorkに44億ドル出資する。両社は7月、合弁会社設立と日本進出を発表している。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.