Twitterの前CEOのドーシー氏、「最大の後悔はTwitterが企業になったこと」とツイート
Twitterの前CEO、ジャック・ドーシー氏は、Twitter上で「あなたはTwitterをどうしたかったのか?」と尋ねられ、「最大の後悔はTwitterが企業になったことだ」と答えた。“プロトコル”であるべきだとツイートした。
「最大の問題で、私の最大の後悔は、Twitterが会社になったことだ」──。米Twitterの共同創業者で前CEOのジャック・ドーシー氏は8月25日(現地時間)、Twitter上で「ジャック、あなたはTwitterをどうしたかったのですか? 思った通りになりましたか?」と問われ、こうリプライした。
このリプライに対し、Twitterの未発表新機能ハンターとして知られるジェーン・マンチュン・ウォン氏が「私はTwitterがどうあるべきか時々考えます。(企業ではなく)国家によって資金提供・運営された場合、国家が支配力行使のために影響力を使う可能性があります(ウォン氏は香港在住)。かといって、NGOだったとしたら、財政的に今日のような規模が実現できそうにありません。あなたはTwitterをどんな形にしたかったのですか?」と返したところ、ドーシー氏は、「プロトコルだ。国家や企業がクールなものを運営できないことは、はっきりしている」と答えた。
ドーシー氏は“プロトコル”として成功しているものの例として、http、smtp、html、そして、ビットコインを挙げた。ウォン氏は「ドーシー氏は“プロトコル”を“複数の当事者が同意する何らかの標準”という意味で使っていると思います」と補足した。
ドーシー氏は自分のTwitterプロフィールに「#bitcoin」と表示するほどのビットコイン支持者だ。
同氏は2019年に独立組織Blueskyを立ち上げ、ソーシャルメディア向けのオープンな分散型技術の標準開発に取り組んでいる。立ち上げ当初、同氏は将来的にはTwitterもこの標準のクライアントとして再構築するつもりだと語っていた。
また6月には、ドーシー氏が率いる米Blockが、ビットコインベースの新分散型Webプラットフォーム「Web5」を立ち上げている。
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