ニュース
バーチャルオフィスのoViceが45億円調達 海外展開や人材採用を強化
バーチャルオフィス「oVice」を提供するoViceが45億円を調達。資金は米国への展開や人材採用、マーケティングの強化などに充てるという。
バーチャルオフィス「oVice」を提供するoVice(石川県七尾市)は8月31日、ベンチャーキャピタルのOne Capital(東京都港区)を引受先とする第三者割当増資などで、45億円を調達したと発表した。資金は米国へのサービス展開や人材採用、マーケティングの強化などに充てるという。
One Capitalに加え、SBIグループのベンチャーキャピタルなどを引受先とする第三者割当増資で40億円を調達。残りの5億円はみずほ銀行と商工組合中央金庫から融資を受けた。これにより、oVice社の累計調達額は金融機関からの貸付を含め約65.5億円になった。
今回の資金調達と同時に、コクヨと業務提携を結んだことも発表した。2社間で知見を共有し、ハイブリッドワークの分野などで新たなサービスの開発・研究を進めるという。
oViceはWebブラウザからアクセスできる、オフィスを模したバーチャル空間を提供するサービス。ユーザーは2Dのアバターを操作し、他のユーザーとボイスチャットしたり、Web会議したりできる。数百人規模での利用も可能で、導入社数は2200社を超えるという(8月時点)。
関連記事
- 法務向けSaaSのLegalForceが137億円の資金調達へ 採用・営業など強化
法務向けSaaSを提供するスタートアップのLegalForceが、137億円の資金を調達すると発表した。引受先は米Goldman Sachsなど。資金は営業活動や採用、サービス開発の強化に充てるという。 - バブルはもう終わり? SaaSスタートアップがいま知りたい資金調達の基礎知識 新局面の戦い方は
拡大が続くSaaS市場。今から参入したいスタートアップが、資金調達する上で気を付けるべき点とは。ヤプリCFOへの取材から探る。 - ビジネス書を“10分で読める”アプリ「flier」提供元が6億円調達 法人向けで成長中
ビジネス書などを要約して配信するサービスを提供するフライヤーが、6億円の資金を調達した。資金は2019年に始めた法人向けサービスの拡大に充てる。 - 全国の小中学校に動画編集ソフトを無料提供 30億調達したSaaSスタートアップ・オープンエイトの狙い
SaaS型の動画編集サービス「Video Brain」を提供するオープンエイトが、同サービスを全国の小中学校向けに無料提供する。文部科学省による“子供1人にPC1台”施策「GIGAスクール構想」を踏まえた対応という。 - 日本初、“返済義務あり”スタートアップ専門の独立系ファンド マネフォ子会社などが設立 事業への干渉は原則なし
マネーフォワード子会社などがスタートアップのみを対象にした独立系ファンドを立ち上げた。日本で主流のエクイティ型(株式を発行して資金調達する方式)ではなく、資金の返済義務がある代わりに、原則として出資者が事業に干渉しない「デット型」を採用した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.