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LGもNFTプラットフォーム開始 OLED TVでデジタルアートを購入・鑑賞
LG Electronicsは独自のNFTプラットフォーム「LG Art Lab」を発表した。webOS 5.0搭載スマートテレビの画面でNFTアートの売買・鑑賞ができる。Hederaとの提携で開発したウォレットを使う。
韓国LG Electronicsは9月5日(現地時間)、独自のNFTプラットフォーム「LG Art Lab」を米国向けに立ち上げたと発表した。同社のスマートテレビの画面でNFTアートを売買し、鑑賞できる。
「webOS 5.0」以降を搭載する同社のスマートテレビで利用可能だ。webOSは米Palmが2009年にリリースした元はモバイル端末向けのOS。米Hewlett-Packard(当時)が2010年のPalm買収で獲得したが、LGが2013年にHPからwebOS事業を買収し、webOSを次世代スマートTVのOSとして採用した。
対象になるテレビのユーザーは、テレビのホーム画面でデジタルアートを選んで購入し、ダウンロードできる。購入には、米Hederaのブロックチェーンネットワーク上に構築したウォレット「Wallypto」を使う。
第一弾は22日に、ニューヨークで活躍する彫刻家、バリー・X・ボール氏による作品が登場する予定。
韓国Samsung Electronicsも1月にスマートテレビでNFTアートを閲覧・売買するアプリ「NFT Platform」を発表している。
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