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親ロシアのハッカー集団「KILLNET」、日本政府に宣戦布告 SNSに声明動画を投稿
ロシアを支持するハッカー集団「KILLNET」は、日本政府に対して宣戦布告を表明する動画をメッセージアプリ「Telegram」上に投稿した。
ロシアを支持するハッカー集団「KILLNET」は9月7日、日本政府に対して宣戦布告を表明する動画をメッセージアプリ「Telegram」上に投稿した。動画の投稿があったのは同日午後6時29分ごろ。KILLNETはその後、東京メトロのWebサイトで7日午後7時ごろから発生していたアクセス障害に対して、関与をほのめかすような投稿をしている。
宣戦布告の表明した動画では、白い仮面を着けた人物がスピーチしており、日本語字幕では下記のようなメッセージを送っている。
「今日、日本政府の全体構成は、世界の状況に注意を向けるべきです!ロシアはウクライナで犯罪を犯していません.ロシアは、ヨーロッパの価値観と米国が思いついた危険なゲームから国民を保護しています.日本人は知っているが、いまだに反ロシアキャンペーンを行っている! 私たちはロシア政府ではなく、もはやだれにも警告していません。日本政府全体に宣戦布告 私たちはロシア人です… 私たちはキルネットです…」(原文ママ)
KILLNETは6日、デジタル庁が管理する「e-Gov」やmixi、JCBなどに対してサイバー攻撃を行ったと表明。KILLNETとの関連性は不明なものの、攻撃対象に挙げられたサイトではアクセス障害などが発生。e-GovやJCBなどでは8日午前10時時点でも障害が続いている。
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