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君はクリアできるか? “地獄のUI”に立ち向かうゲーム「User Inyerface」 プレイしてみた

使い勝手の悪いサイトデザインを体感できるWebブラウザ向けゲーム「User Inyerface」がTwitter上で話題になっている。使いにくいUIを乗り越え、最後のページにたどり着くまでの時間を競う内容になっている。

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 使い勝手の悪いサイトデザインを体感できるWebブラウザ向けゲーム「User Inyerface」がTwitter上で話題になっている。ドイツの制作会社BAGAARが2018年から公開しているゲームで、使いにくいUIを乗り越え、最後のページにたどり着くまでの時間を競う内容になっている。記者も実際にプレイしてみた。

 まず初めに表示されるのは大きな「NO」のボタン。クリック可能だが押しても何も反応せず先には進めない。そのボタンの下部には「Please click HERE to GO to the next page」の記載が。「click」にはアンダーバーがあり、「next page」はフォントの色が変わっているがクリックしても何も起きない。


「User Inyerface」

 早速途方にくれている中、何の装飾もない「HERE」を押すと先のページへと進むことができた。マウスカーソルを合わせても、人差し指表示に変わらなかったためリンクが設定されていることがとても分かりにくかった。おまけに背景が青色であるのに対し、文字は黒色で視認性も悪く、初手からダメなUIを痛感させられる。

 以降、登録フォームに自分の情報を入力していくという設定で、ゲームが進んでいく。数々の仕掛けがあるが、記者が特にイライラしたのは1分ごとに表示されるバナーだ。いちいち表示される「Hurry up, time is ticking!」(急げ、時間がない!)という文言に思わず文句が出る。消そうにも右上にあるのは×印に似たバナーを拡大するアイコンで、不快感を助長させる。


1分ごとに表示されるバナー

 記者は結局、途中一度ゲームを断念し、初めからやり直してなんとかクリアすることができた。タイムは9分41秒。ゴール画面では、陽気な男性がダンスを踊って祝福してくれた。Webサイトの設計者やこれから設計したい人にとっては、反面教師になる内容なので参考にできる部分もあるかもしれない。心にゆとりがあるときに、プレイしてみてはいかが。


記者は9分41秒でクリア 男性がダンスでお祝いしてくれた

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