LINE証券、150万口座突破 auカブコムや松井を抜く
LINE証券は10月18日、9月末時点で口座開設数が150万口座を突破したと発表した。2019年8月にサービスを開始しており、約3年で到達した。主要ネット証券5社のうち、auカブコム証券(144.7万口座)、松井証券(140.7万口座、それぞれ6月末時点)を口座数で超えたと見られる。
LINE証券は10月18日、9月末時点で口座開設数が150万を突破したと発表した。2019年8月にサービスを開始しており、約3年で到達した。主要ネット証券5社のうち、auカブコム証券(144.7万口座)、松井証券(140.7万口座、それぞれ6月末時点)を口座数で超えたと見られる。
LINE証券はLINEと野村ホールディングスが共同で開設したスマホ証券。国内株式を1株単位で取引できる「いちかぶ」やデジタル証券へ投資できる「STO」サービスなど、スマホに特化した新商品を提供してきた。
利用者の7割以上は投資未経験者であり、20代〜30代が半数以上を占める。女性比率も40%に達している。また約13%が学生であり、比率は直近1年で約1.4倍に増加した。
ネット証券では楽天証券が6月に800万口座を超えており、単体では業界トップと見られる。SBI証券は傘下の証券会社を加えた口座数を公開しており、その数は882.9万口座(6月末時点)となっている。対面取引大手の野村證券や大和証券、日興証券を超えており、2強の状態だ。
スマートフォンの普及に対応し、投資初心者層の取り込みを目指して各社が設立したスマホ証券だが、既存ネット証券がスマホ対応を進める中、再編も始まりつつある。SBI傘下のスマホ証券「SBIネオモバイル証券」は、口座開設数が60万を超えるまで成長していたが、23年3月にSBI証券に統合する計画を明らかにしている。
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