ニュース
「Docker」一部有料プラン値上げ、27日から 「Team」は100アカウントまでに制限
米Dockerは、コンテナ仮想化ソフトウェアの料金プラン「Docker Team」「Docker Business」を値上げすると発表した。年間契約でTeamは月額7ドル、Businessは24ドルに。
米Dockerは、コンテナ仮想化ソフトウェアの料金プラン「Docker Team」「Docker Business」を値上げすると発表した。Teamは年間契約で月額7ドル、月間契約で11ドルとそれぞれ2ドルの値上げ。年間契約のみのBusinessは月額24ドルと3ドルの値上げとなる。
値上げは10月27日から反映する予定。また、Teamは27日以降、最大100ユーザーまでに制限する。100ユーザーを超えている場合は12月31日までTeamのまま利用できるが、それ以降も使い続けるにはBusinessにプラン移行する必要がある。
Docker社は今回の値上げについて、「Pro」プランの利用者と個人利用など無料プランで利用するユーザーには影響がないとしている。また、TeamとBusiness利用者も10月26日までに更新した場合、次回更新まで現在の価格が適用される。12月31日までにTeamからBusiness移行する場合、新価格から30%値引きした料金が適用されるという。
Docker社は値上げの理由について、「開発者が最も使用し、最も愛される、そして最も欲しいツールである『Docker』への投資を継続するため」と説明。開発者向けにさらなる機能改修を行い、価値提供を続けると表明している。
関連記事
- オーディオテクニカ、11月から41製品を最大25%値上げ 6月に続き
オーディオテクニカは18日、ワイヤレスネックスピーカーやターンテーブルなど41製品を7%から25%値上げすると発表した。11月1日から。 - 期限の制約なく無料で使えるクラウド「Free Tier」主要サービスまとめ 2022年版
「Free Tier」「Always Free」などとして、期限の制約なく無料で提供されている主なクラウドサービスをひとまとめ。試行用の環境や一時的なテスト環境などとして、期間を気にせずサービスを試せる。 - 「Docker Desktop for Linux」登場 WindowsやMac版と同じ機能や操作を提供、Raspberry Pi OSにも対応
米Docker社がLinux版のDocker Desktop「Docker Desktop for Linux」を発表。WindowsやMacと同じDocker Desktopの機能や操作をLinux環境でも使えるという。数週間以内に64ビット版のRaspberry Pi OSにも対応する予定。 - Docker Desktop、無料で使える猶予期間が終了 従業員数250人以上、年間売り上げ1000万ドル以上の組織は有料に
Docker Desktopの料金が変わり、従業員数250人以上かつ年間売上高1000万ドル以上の組織など向けのプランが有料になった。個人利用もしくはスモールビジネス、教育機関、非商用のオープンソースプロジェクトでは引き続き無料で利用できる。 - 日本政府の共通クラウド基盤に「Azure」「Oracle Cloud」追加 またも国産サービス入らず
デジタル庁が、日本政府の共通クラウド基盤「ガバメントクラウド」として、新たに「Microsoft Azure」と「Oracle Cloud Infrastructure」を採択。公的個人認証サービスの提供や、同庁による調査研究などに活用する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.