「Teams」操る穴あきイヤフォン、ソニーが発売 MS公認、リモートワークに
ソニーは26日、耳をふさがない完全ワイヤレスイヤフォン「LinkBuds」にMicrosoft Teamsの操作に対応したモデルを追加すると発表した。イヤフォンのタップなどで各種操作が行える。
ソニーは10月26日、耳をふさがない構造の完全ワイヤレスイヤフォン「LinkBuds」(リンクバッズ)にMicrosoft Teamsの操作に対応した「LinkBuds UC for Microsoft Teams」を追加すると発表した。11月25日に発売する。直販価格は2万9700円。
右側のイヤフォンを3回タップしてマイクをオン/オフ。一時的にPCから離れていて急な発言が必要になった場合でもあわててPCに駆け寄る必要がないという。他にもMicrosoft Teams会議の参加、受話、最前面表示、Web会議中の挙手といった操作が耳元で行える。
ただしTeamsの操作はPCに特定のアプリを導入した場合のみ。対応アプリは「Microsoft Teams Essentials」(Microsoft 認定パートナーを通じて購入した場合のみ)や「Microsoft 365 Business/Enterprise/Educationシリーズ」で、無料プランや一部の家庭向けプランでは利用できない。
パッケージにはPCやMacと接続するためのUSBトランシーバーを同梱した。2.4GHz帯の無線技術(詳細は非公開)を使用するもので、これを使うとスマートフォンなどBluetooth機器と2台同時に接続できる。なお、LinkBudsシリーズは11月17日にBluetoothのマルチポイント接続に対応するソフトウェアアップデートを予定しているが、LinkBuds UCは対象ではない。
LinkBudsは振動板に穴が空いたリング型ドライバーを採用し、外音を自然に取り込める新機軸のイヤフォン。ソニーは2月にLinkBudsを発表した際、Microsoftと協業することも明らかにしていた。
関連記事
- ソニーが放つ、アナーキーな完全ワイヤレスイヤフォン「LinkBuds」 あなたの耳にもしっくりくる?
ソニーが発表して話題を呼んでいる穴開き完全ワイヤレスイヤフォンについて語り合いました。 - ソニー、穴が空いたイヤフォン「LinkBuds」を国内販売 2万3000円前後
ソニーは16日、穴が空いたイヤフォン「LinkBuds」(リングバッズ)を日本でも発表した。25日から実売2万3000円前後で販売する。 - 米Sony、穴が空いた完全ワイヤレスイヤフォン「LinkBuds」発表 音声ARで米Nianticと協業へ
米Sony Electronicsは15日(現地時間)、環状のドライバーユニットを搭載した新コンセプトの完全ワイヤレスイヤフォン「LinkBuds」を発表した。Microsoft、Spotify、Nianticとの協業も。 - 新しいワイヤレスイヤフォンを手に入れたら「イヤホンズ」で音質チェックしよう
すっかり普通のものになったワイヤレスイヤフォン。今回はサウンドチェックにいい音源をご紹介したいと思います。誰でも利用できるようにYouTubeで探すことにしました。 - 「Sニー」に行って「魔改造の夜」に出たネコとケトルに会ってきた
NHKの番組「魔改造の夜」で「Sニー」を2回も勝利に導いたモンスター達。その仕組みと制作時の裏話などについて、エンジニア達をまとめた田中章愛さんに実物を見ながら解説してもらった。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.