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「全国旅行支援」で観光地の人流はコロナ禍前を超える水準に クロスロケーションズ調査
クロスロケーションズが人気観光スポット10地点の人流データを分析。各地でコロナ禍前の2019年より人流が増えたという。
人の流れを分析するクラウド型プラットフォーム「 Location AI Platform(LAP)」を展開するクロスロケーションズは、人気観光スポット10カ所の人流データの分析結果を発表した。「全国旅行支援」が始まった10月22日、23日の週末は各地でコロナ禍前の2019年より人流が増えたという。
NHK大河ドラマの舞台となる鎌倉鶴岡八幡宮では19年の同時期の週末と比較して76%、前月と比べても44%の人流増加となった。沖縄国際通りは19年比で3%増、前月比13%増、福岡太宰府天満宮は19年比65%増、前月比22%増、日光東照宮は19年比で35%増、前月比41%増と軒並みコロナ禍の前以上の人流を記録した。10地点のうち減ったのは大阪駅周辺(−5%)のみだった。
対象とした観光スポットは鶴岡八幡宮、太宰府天満宮、日光東照宮、大阪駅周辺、浅草寺、竹下通り、清水寺、沖縄国際通り、伊勢(内宮)、草津温泉街の10地点。10月22日、23日の人流を、コロナ禍前の19年10月26日、27日、および前月として9月24日、25日と比較した。
同社は今回調査を行った10カ所をクラウドサービス「人流アナリティクス」のフリー版へ11月1日に追加するという。これにより、ポストコロナ禍の人流変化を把握できるとしている。
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この記事は、地図と位置情報のニュースを中心とした情報サイト「GeoNews」から転載、加筆したものです。URLはこちら。
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