画像AI「Midjourney」に二次元特化版 早速試してみた ひたすら美少女と美少年を生成(2/2 ページ)
画像AI「Midjourney」の二次元特化版「にじジャーニー」(niji・journey)のクローズドβテストへの参加申し込みが始まった。運よくテストに参加できたので、実際に記者がさまざまな画像を出力してみた。
日本語の“呪文”にも対応 結構いうことを聞く
ここまではNovel AIを中心に他サービスと比較したが、実はにじジャーニーならではの特徴もある。それは英語だけでなく日本語、韓国語、中国語での入力にも対応していることだ。出力後のファイル名は入力したワードを英訳したものだったので「日本語を入力→翻訳→訳文を基に生成」という処理をしているとみられる。
例えば日本語で「赤いドレスを着た長髪の少女5人組」と入力するとこんな画像が出てくる。
「青空と街を背景に高台でたたずむセーラー服の少女」と入力するとこんな感じだ。
「5人組」の方はなぜか5人の画像が1枚も出ない、「セーラー服」の方は青空の画像が2枚しか出ないなど、若干いうことを聞かない。ただ、構図などは記者のイメージ通りだった。
多少のぶれはあったとしても、英語を使わず日本語の文章で望むイラストを作れるのは下調べの手間が減ってかなり快適だし、便利だ。
他にも、記者がいろいろ試してみた出力結果をまとめておく。
一方気になる点も 「この女の子、見覚えあるな……」
ただ、ちょっと気になった点もある。キャラクター名など、特に固有名詞を入れない場合でも、どこかで見たような女の子が出てくるときがあったことだ。例えば最初に入力した「kawaii anime girl」は、何度か試すとアニメやゲームのキャラクターによく似たイラストが出てきた。画像の学習元が気になるが、現状公式サイトなどにそれらしき説明は見当たらない。
Novel AIも、学習元に著作権等を考慮していない画像収集サイトを使っていた点が議論を呼んだ。にじジャーニーも、今後ビジネスとして本格的に展開するのであれば、ユーザーからさらなる透明性を求められるかもしれない。
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