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ピッコマが初の小説コンテスト、賞金総額2000万円 クリエイター発掘へ
電子マンガ・小説の配信プラットフォーム「ピッコマ」で初の小説コンテストが開催。賞金総額は2000万円。クリエイター発掘に向けた施策という。
電子マンガ・小説の配信サービス「ピッコマ」を運営するカカオピッコマ(東京都港区)は11月15日、初の小説コンテストを始めた。賞金総額は2000万円。1次審査を通過した作品は全てピッコマで連載する。クリエイター発掘に向けた施策という。
初回のテーマは「西洋風ロマンスファンタジー×悪役令嬢」。日本語で執筆した未完結のオリジナル作品を募集する。すでに商業展開している作品は受け付けない。ただし営利を目的とせず同人誌として発表した作品や、別の小説投稿サイトなどで公開した作品の応募は認める。
審査には、同社がピッコマユーザーから選別した「ノベルレビュワー」が参加する。1次審査では、ノベルレビュワーのみが閲覧できる特設サイトから応募作品を閲覧・評価。特設サイト上での評価を基に、ピッコマの運営陣が最終的な審査を行うという。
募集期間は11月15日から2023年1月31日まで。1次審査は11月15日から2023年2月末ごろまで実施し、12月17日に2次審査や受賞作の発表を行う予定。賞金は、最優秀賞(1作)が1000万円、優秀賞(2作)が300万円、奨励賞(4作)が100万円。賞金とは別に、ピッコマでの連載時には原稿料も支払う。第2回以降も実施予定で、23年2月に作品募集を始める。
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