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ディズニー、ボブ・アイガー氏がCEOに復帰
2020年にボブ・チャペック氏にCEOの座を譲り、取締役に退いていたボブ・アイガー氏がCEOに復帰した。2年任期で次期CEOを探すとしている。
米The Walt Disney Company(以下、Disney)は11月20日(現地時間)、ボブ・アイガー氏(71)が同社のCEOとして復帰することを発表した。同氏は2020年2月、それまで15年間務めていたCEOの座をテーマパーク部門(当時)のボブ・チャペック氏に譲り、会長に退いた。
今回の決定で、同社の筆頭株主でもあるアイガー氏が新たに2年任期の予定でCEOを務め、その間に長期的な後継者を探すという。
発表文によると、「新たな成長のための戦略的方向性を設定する」よう取締役会から委任を受けたという。チャペック氏は辞任したとある。発表文にはチャペック氏のコメントはない。
8日に発表された第4四半期(7〜9月期)の同社の決算(リンク先はPDF)は、売上高は前年同期比9%増だったが、純利益は横ばいで、部門別ではパーク部門、Disney+などを担うメディア部門ともにアナリスト予測に届かなかった。Disney+の同四半期の売上高は39%増と好調だったが、コストもかさみ、メディア部門の2022年度の営業利益は前年比で42%減だった。
スーザン・アーノルド会長は発表文で「ボブ・チャペック氏がパンデミックという前例のない困難を乗り切るなど、Disneyに貢献してくれたことに感謝する。複雑化する業界変革の時期には、ボブ・アイガー氏がDisneyを率いていく独自の立場にあると結論付けた」と語った。
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