ビジネスパーソンの理想の働き方は? 「テレワークを制度として適用」わずか3割 (1/2 ページ)
出社、在宅を含めて柔軟にワークスタイルを選択できる働き方を「ハイブリッドワーク」というが、ビジネスパーソンの過半数はまだその言葉すら知らないことがレノボ・ジャパンの調査により分かった。
出社、在宅を含めて柔軟にワークスタイルを選択できる働き方を「ハイブリッドワーク」と呼ぶ。レノボ・ジャパンはハイブリッドワークの実態について調査した。
「組織としてテレワークが導入され、自分にも適用されている」と回答した人は全体の3割(30.0%)にとどまった。一方で、「組織として一度も導入されたことはない」と回答した人は、38.3%と約4割いることが分かった。
また「テレワークが適用されている」と回答した人の約9割が、制度として「出社かテレワークか自分自身で選ぶことができる」と回答した。しかし、「会社への報告が必要」である人が32.7%、「会社への報告と承認が必要」である人が19.0%と、半数は一定の条件のもとテレワークするかどうかを選択していることが分かった。
オフィスに出社する理由について尋ねてみると、一番多かった答えが「物理的な設備面で出勤が必要なため」で33.4%だった。「会社の方が環境が整っているため」(26.1%)、「社内関係者とのコミュニケーションのため」(20.7%)と続いた。
仕事以外でオフィスに出社する楽しみを聞いてみると、「同僚とのコミュニケーション」(24.0%)、「通勤による運動やリフレッシュ」(18.9%)、「通勤ついでのショッピングや食事」(17.6%)が上位となった。
直近1年間でテレワークをした人の約4割が「テレワークを利用しにくい」と感じたことがあると回答した。その理由について、最も多かったのが「社内関係者とコミュニケーションが取りづらい」(25.1%)だった。コミュニケーションがテレワークの課題であり、オフィスの存在価値であるようだ。
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