ニュース
「インボイス賛成」と話すTOKIUM社長と考える、免税事業者はどうするべきか(3/3 ページ)
インボイス制度が誰のためかといえば話は簡単で、この制度で2480億円の税収増が見込まれている。要するに増税の一つというわけだ。では免税事業者はどう考えて対応していけばいいのだろうか。
慌てて課税事業者になる必要はない?
インボイス制度において、免税事業者が課税事業者となることは義務ではなく任意だが、それ自体を知らない人も多い。取引先からは「いつから課税事業者になりますか?」みたいな、期待を込めた案内が送られ始めているようだが、免税事業者は慌てて課税事業者になる必要はないだろう。
また課税事業者になっても必ずしも消費税を全額納める必要はない。中小事業者の納税事務負担に配慮して、簡易課税制度というものも用意されているからだ。例えばフリーランスエンジニアや漫画家、ライターであれば、第五種事業にあたり、売り上げの50%の仕入れがあったとみなして消費税を収めればいい仕組みだ。
公開された「令和5年度税制大綱」では、新たに課税事業者となった場合に消費税納税額を売り上げの2割に軽減することが盛り込まれた。簡易課税よりもさらに有利だが、3年間限定だ。
制度的にはいろいろな対応策が用意されているものの、これまで考える必要がなかった消費税のことを、いろいろと考えなくてはならないという負担は増える。なかなか一筋縄ではいかないのがインボイス制度のようだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
インボイス制度、中小事業者の税負担和らげる激変緩和措置を検討
フリーランスなど中小事業者から反対の声の多いインボイス制度について、政府・与党が税負担を和らげる激変緩和措置の導入を検討している。11月17日に共同通信が伝えた。対象は、新たに課税事業者となることを選んだ中小事業者。
私はインボイス制度に対応する必要あり? freeeが診断ツール公開
freeeは11月2日、インボイス制度に向けた事業者登録の必要性についてアドバイスする「インボイス登録診断ツール」を公開した。3つの質問に答えるだけでOK
インボイスで漫画家の2割が廃業も? 危機感抱くエンタメ業界 声優・アニメ・演劇団体と共同記者会見
インボイス制度が始まると、エンタメ業界のフリーランスのうち2割が廃業するかもしれない――11月14日、インボイス制度反対を訴える記者会見を、声優・漫画・アニメ・演劇業界が連携して実施した。
インボイス制度に反対の個人事業主、47%に freee調べ
47%の個人事業主がインボイス制度に反対──。freeeはそんな調査結果を10月20日に公開した。賛成はわずか4.4%にとどまり、インボイス制度を受け入れ難いと個人事業主が考えている様子が浮き彫りになった。
インボイスに著名クリエイターも危機感 「残酷な天使のテーゼ」及川眠子さん、「はじめの一歩」森川ジョージさんなど
インボイス制度に反対するクリエイターたちによる記者会見の記事もランクイン。転載先のYahoo!ニュースを含め、大きな反響があった記事だ。
インボイス制度の理解はOK? 「適格請求書クイズ」をSansanが提供
Sansanは10月24日、経理担当者向け学習コンテンツとして「適格請求書クイズ」の提供を開始した。2023年10月に始まるインボイス制度を見据えたもの。
