PSPみたいな超小型ゲーミングPC「GPD WIN 4」、国内で予約開始 スライドキーボード内蔵
天空が、中国GPD製ポータブルゲーミングPC「GPD WIN 4」の仮予約を始めた。参考価格として14万円〜15万円からとしているが、昨今の為替の変動幅が大きいことから、正式な価格は2023年2月の本予約開始時に決定する。発売は23年の4〜5月を予定している。
天空(東京都渋谷区)は12月28日、ポータブルゲーミングPC「GPD WIN 4」の仮予約を開始した。参考価格として14万円〜15万円からとしているが、昨今の為替の変動幅が大きいことから、正式な価格は2023年2月の本予約開始時に決定する。なお、仮予約時に1000円が必要となるが、仮予約金は正規価格から差し引くという。発売は23年の4〜5月を予定している。
GPD WIN 4は、中国のGPD Technologyが開発した超小型ゲーミングPC。本体はソニーの「PSP」に似たデザインを採用しており、6インチのフルHD液晶を上にスライドするとバックライト内蔵キーボードが出現する。OSはWindows 11 HomeとSteam OSのデュアルシステムも可能という。
CPUは、AMD Ryzen 7 6800Uを採用。CPUアーキテクチャは「Zen 3+」で、内蔵GPUアーキテクチャをこれまでのVegaからRDNA2に刷新。グラフィックス性能を大幅に向上させている。メモリはLPDDR5で16GB/32GB(クアッドチャンネル)、ストレージは512GB/1TB/2TBから選択できる。フルスペックの場合、参考価格は19万円〜20万円としている。
インタフェースは、USB4、USB 3.2 Gen2 Type-C、3.5mmヘッドフォン、microSDカードスロット(UHS-II)、指紋認証センサーなどを内蔵。eGPUとの接続も可能という。また、オプションで4G LTEモジュールを用意。モバイルネットワークを使ってのプレイも可能だ。ドッキングステーションはGPD WIN 3のものが利用でき、充電やHDMI出力、有線LANなどと接続できる。
操作周りとしてホールセンサージョイスティック、リニアアナログトリガーボタン、デュアルバイブレーションモーター、背面カスタムボタンなどを内蔵。カラーはピュアホワイトとマットブラックの2色。バッテリー容量は45.62Wh、処理の重いゲームで約2時間、軽いゲームで約10時間ほど利用可能という。
同社は、ValveのポータブルゲーミングPC「Steam Deck」と比べて小型軽量を実現(重さ598g)しており、Steam Deckが採用しているAMDのカスタムAPUも、6800Uの方が高性能であるとアピールしている。
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