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支出管理「バクラク」導入でAWSのクレジット提供 LayerXがスタートアップ支援プログラム開始
LayerXが、米AWSのスタートアップ支援プログラムに参加。今後、LayerXの支出管理SaaS「バクラク」シリーズを契約したスタートアップに対し、AWSでの支払いに使えるクレジットを付与する。
LayerXは1月10日、米AWSが提供するスタートアップ支援プログラム「AWS Activate」にパートナーとして参加したと発表した。今後、LayerXの支出管理SaaS「バクラク」シリーズを契約したスタートアップに対し、AWSでの支払いに使える5000ドル相当のクレジットを付与する。「スタートアップの支援をさらに強力にする」(LayerX)という。
経費精算サービス「バクラク経費精算」や法人向けカード「バクラクビジネスカード」など5サービスが対象。すでに一部サービスを使っている場合でも、対象の別サービスを新規に契約する場合には申し込みできる。申し込みは専用フォームで受け付ける。審査の基準は公開していない。
AWS Activateは2013年に開始。対象の企業にクレジットなどを付与する他、LayerXのようなパートナー企業のサービスを利用する場合にも特典を提供している。外資系企業では米Slackや米Notion、日本企業ではマネーフォワードやウォンテッドリーがパートナー企業として参加している。
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