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「e-onkyo music」は「Qobuz」へ 9000万曲以上のハイレゾストリーミングサービスを23年度に開始
「e-onkyo music」を運営するXandrie Japanは13日、ハイレゾ音楽のストリーミングサービスを2023年度後半をめどに始める考えを示した。「来年度、私たちのサービスが進化して、Qobuz(クーバス)へ移行する」としている。
ハイレゾ音楽配信サイト「e-onkyo music」を運営するXandrie Japan(東京都港区)は1月13日、ハイレゾ音楽のストリーミングサービスを2023年度後半をめどに始める考えを示した。「来年度、私たちのサービスが進化して、Qobuz(クーバス)へ移行する」としている。
13日に配信したメールマガジンの中で明らかにした。QobuzはXandrie Japanの親会社が運営するフランスのハイレゾ音楽ストリーミングサービス。新サービスはe-onkyo musicとQobuzの長所を組み合わせ、「さらに強化されたエクスペリエンスを提供する」という。世界中の楽曲にJ-Popなども加えた9000万曲以上が聞けるようになるとしている。
ダウンロード機能も継続する。利用者のアカウントや購入履歴といった情報は保持したまま新サービスへ移行する予定で、新しいダウンローダーや購入した音楽を外出先でも再生できる高機能アプリなどの準備も進める。
e-onkyo musicは2005年に当時のオンキヨーが始めた音楽のダウンロード配信サイト。当初から24bit/96kHzのハイレゾ音源を扱い注目を集めた。しかしオンキヨーグループの経営難を受け、2021年10月にQobuzを運営するフランスXandrie S.A.傘下のXandrie Japanに事業譲渡した。
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