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Coinbase、「日本事業の見直しと既存顧客との取引停止」を発表
米暗号資産取引所大手のCoinbaseは、日本での事業の全面的な見直しと取引停止を発表した。ユーザーは2月16日まで資産の引き出しが可能。入金は1月20日から停止する。
暗号資産(仮想通貨)取引所大手の米Coinbaseは1月18日(現地時間)、現在の日本での事業の全面的な見直しと既存顧客との取引停止を決定したと発表した。ユーザーは2月16日(日本時間)まで法定通貨や暗号資産の引き出しが可能だ。入金は1月20日から停止する。
16日までに引き出されなかった暗号資産は自動的に日本円に変換し、その残高を法務局に供託する。16日までに引き出しを完了しなかったユーザーは、供託金から日本円を回収する必要がある。
Coinbaseは2021年8月に日本に参入。2016年に出資した三菱UFJ銀行と連携し、同行からCoinbaseの口座へ簡易的な手続きで残高を送金する機能を提供してきた。
Coinbaseは撤退の理由を「市場環境の変化」としている。
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