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紙でできたデジカメで昭和な写真を撮ってみた クランク回して動画撮影も荻窪圭のデジカメレビュープラス(2/5 ページ)

知る人ぞ知る「PaperShoot」の新型である。数年前に登場した台湾製の究極にシンプルなデジカメ。今回画素数が上がった新バージョンが登場したので使ってみたのだ。

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 レンズ部の上には四角い穴が空いてる。ファインダーである。でもまあ、本製品の場合、単なる「穴」だ。それ以上でも以下でもない。


ファインダーなんてただの穴なんですよ。偉い人には(以下略)

 レンズの左側、よく見るとマイクロスイッチが仕込まれている。これがシャッターだ。

 裏返してみよう。


裏面。NOVATEKのロゴが入ったチップがワンチップ化された画像処理から出力まで行う。ファインダーは穴

 左上にスライドスイッチ。これは撮影モード変更用だ。左下にSIMカードスロット。SIMカード式のファンクションカードを使って機能を拡張できる仕様なのである。

 下にはブザー、台湾NOVATEK製のチップなどがある。

 それだけである。

 液晶モニターは?

 ……そんなものはないのである。


液晶モニターなんてないのだ

 そして、基板の一番下にある3つの爪と、両肩にある2つの穴を使ってケースに留める。

 ケースといっても基本は紙で、基板をサンドイッチのように挟むだけだ。


紙製のケースに本体をセットし、折り畳む。折り畳む前に電池を入れておくこと

そして両肩を留めれば完成だ。レンズの向かって左にある切り欠き部分がシャッターになる

横から見ると挟んでるだけってのが分かる。メディアもこの状態で抜き差しできるのだ

 つまり、ミニマムであるために基板1枚で済むのである。

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