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2023年、経理のトレンドは? 「今や郵送やFAXは迷惑行為でしかない」(2/2 ページ)

2023年の経理領域のトレンドは何か。キーワードは「インボイス」「電子帳簿保存法」「Peppol」。

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2023年の2つの視点

 そのため23年の考え方として、杉浦氏は2つの視点を提起した。

 1つは「電帳法に対応します」「インボイスに対応します」という考え方では、単に業務量が増えるだけだということだ。電子化やデジタル化によって、これまで単独で動いていた会計システムは、ほかのシステムとつながって業務システムに変わっていく。Peppolにしても、これは大企業でいうEDI(企業間で契約や受発注などを電子的に行う仕組み)のようなものだ。

 「中小企業にとっては、大企業のようなEDIの仕組みをPeppolを使って作れるチャンスでもある」(杉浦氏)


Peppolは中小企業が大企業のEDIのような効率的な仕組みを作り上げるチャンスでもある

 2つ目は取引先企業も、電子化やデジタル化で業務を効率化しようとしている中で、「郵送やFAXは迷惑行為でしかない」(杉浦氏)ということだ。

 これまで通りのやり方を続けることが、取引先に迷惑をかけることになる。それが23年に起こる重要な変化だともいえそうだ。

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