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TwitterのマスクCEO、「優良botには書き込み専用APIを無料提供」とツイート
2月9日に無料APIの提供を終了するというTwitter。イーロン・マスクCEOは5日、優良botには軽量で書き込み専用の無料APIを提供するとツイートした。優良botの選別方法などについては不明だ。
米Twitterのイーロン・マスクCEOは2月5日(現地時間)、「フィードバックに応え、優れたコンテンツを提供するbotには軽量で書き込み専用のAPIを無料で提供する」とツイートした。
Twitterは1日夜、Twitter APIの無料提供を9日に終了すると突然発表した。新たな料金体系などは本稿執筆現在もまだ発表されていない。
この発表には多くの批判や懸念が寄せられていたが、マスク氏はAPIを有料化すれば悪質なbotの大量発生を抑制できると主張した。
この主張ツイートに対し、長年無料APIを使ってネコのPepitoの家への出入り画像をひたすら自動で投稿し続けている人気botアカウント@PepitoTheCatが「これ(無料API提供終了)で@PepitoTheCatは終わってしまう。PepitoはTwitterの歴史の一部であり、高品質のコンテンツを素晴らしいエンゲージメントで投稿しているのに」とリプライしたところ、マスク氏が冒頭のようにリプライした。
Petitoは2011年に立ち上げ、現在は20万以上のフォロワーを擁する人気アカウントだ。
例によって、「優れたコンテンツを提供するbot」の基準や「軽量で書き込み専用のAPI」の具体的な仕様は不明だ。無料API終了までに新たな軽量無料APIの提供が始まるのかどうかなども不明だ。
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