ニュース
バンダイも縦読みマンガ参入 3年で10億円を投資 旧サンライズ作品のリブートも
バンダイは21日、子会社のバンダイナムコフィルムワークスと連携して縦スクロールまんが事業に参入すると発表した。新規IPの創出が狙い。
バンダイは2月21日、子会社のバンダイナムコフィルムワークス(旧サンライズ)と連携して縦スクロールまんが事業に参入すると発表した。新規IP(知的財産)の創出が狙い。
4月1日付で社内に編集部を設け、新レーベル「バンダナコミック」を立ち上げる。夏以降に公式サイトを公開し、年末以降に電子コミックサービスを展開する計画だ。
新規IPの創出を目指し、バトルアクションやアドベンチャーといった分野のオリジナル作品を中心に展開する考え。またバンダイナムコフィルムワークスが保有する旧サンライズのIPを活用したリブート作品も手掛けるとしている。
創出したIPは、バンダイナムコフィルムワークスが出資しているコンテンツ制作会社・エコーズとの連携でアニメ化やグッズ展開を目指す。バンダイはエコーズを通じたクリエイターの採用や外部パートナー企業との連携、投資を進めるために社内にも窓口を設ける。投資額は3年間で10億円を予定している。
縦スクロールのまんがはスマートフォンでの閲覧に最適化したフォーマットで、「Webtoon」とも呼ばれ海外で人気だという。2022年6月に楽天、今年2月にはNTTドコモなど出版社以外の新規参入が相次いでいる。
関連記事
- ドコモ、縦スクロールのオリジナルコミックに参入 韓国制作会社と提携
NTTドコモは2月2日、電子書籍サービス「dブック」においてオリジナルコミック作品の制作を始めると発表した。縦スクロール型コミックを、韓国の制作会社と提携して制作する。 - 投稿マンガに最大月20万円「LINEマンガ インディーズ 報奨金給付」β版開始
マンガ投稿サービス「LINEマンガ インディーズ」で、漫画家に最大月20万円を支給し、執筆をサポートする制度「LINEマンガ インディーズ 報奨金給付プログラム」βテストがスタート。 - 楽天、縦スクロール型コミック市場に参入 オリジナル作品の制作も
楽天グループは、縦スクロール型フルカラー漫画の制作/プロデュースなどを手掛けるトゥーンクラッカーと協業し、スマートフォン向けの縦スクロール型デジタルコミック事業に参入する。 - マンガは“無限”の時代へ プラットフォーム最適化の向こう側にたどり着いた“タテ読み”という新標準
最近急増している、マンガの縦読み。その背景を小寺信良さんが分析する。 - 横浜の動くガンダム、公開期間を1年延長
横浜・山下ふ頭にある実物大“動くガンダム”の公開期間が1年間延長されることになった。昨年もコロナ禍のため来られなかった人が多かったと判断した。延長は2度め。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.