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パナの若者向け「食洗機」出足好調 6割が「必要ない」という世代にどう挑んだか知らないと損!?業界最前線(3/7 ページ)

パナソニックからお一人様向けの食器洗い乾燥機が登場した。工事不要のタンク式でコンパクトな点が特徴だ。すでに従来品の約3倍のオーダーがあるという。普及率が3割未満という食器洗い乾燥機市場で、6割が「必要ない」とする世代に対し、パナソニックはどう挑んだのか。

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工事が不要なタンク式食器洗い乾燥機

 食器洗い乾燥機には、システムキッチンの中に入ったビルトインタイプと、キッチンの空きスペースに設置する卓上タイプの2種類がある。どちらも設置には水栓工事が必要で、他の家電製品のように手軽に導入することは難しかった。しかし18年頃より、分岐水栓工事が必要ないタンク式の食器洗い乾燥機が各社より登場。より手軽に食器洗い乾燥機が設置できるようになった。

 分岐水栓とは、水道の蛇口とは別に水道を分岐して食器洗い乾燥機の給水ホースを接続するための水栓。キッチンの構造によっては取り付けが難しかった。しかし、タンク式ならこの工事は不要となる。


日本市場では初となるタンク式の食器洗い乾燥機が、18年に発売された、SKネット「Jaime(SDW-J5L)」(実勢価格2万9400円)だ。この時期にシロカやサンコーなど多くのメーカーからタンク式の食器洗い乾燥機が発売された

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