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ジャーナリスト宛にUSBメモリ型爆弾、1つが爆発し1人軽傷 エクアドルで発生
ジャーナリスト宛にUSBメモリ型爆弾が届く事件がエクアドルで発生したと、米国のニュースサイト「CBS NEWS」が報じた。爆弾は計5つが届き、そのうち1つが爆発し、1人がけがをした。
ジャーナリスト宛にUSBメモリ型爆弾が届く事件がエクアドルで発生したと、米国のニュースサイト「CBS NEWS」が報じた。爆弾は計5つが届き、そのうち1つが爆発。軽度のけがをした被害者が出たが、命に別条はないという。
事件が起きたのは現地時間の20日。エクアドルのテレビ局やラジオ局で働くジャーナリスト、少なくとも5人宛にUSBメモリ型の爆弾が送られた。そのうち1人がUSBメモリをPCに挿入したところ、爆弾が爆発。片手と顔に軽いけがをしたが、命に別条はなく、その他にけが人は出ていないという。
同国の検察局は、事件の捜査を開始したと発表したが、報道局が狙われた理由や、爆弾の送り主が誰なのかは明言していない。
エクアドル政府は「ジャーナリストや報道機関に対するあらゆる暴力を断固として拒否する」「ジャーナリズムと表現の自由に対するいかなる脅迫も、反感を買うものである」と声明を発表。同国のフアン・サパタ内務大臣は「5つの爆弾は全て同じもの」と説明し「ジャーナリストを黙らせるための絶対的に明確なメッセージがある」と述べた。
エクアドルは、世界最大のコカイン生産国であるコロンビアとペルーの間に位置。近年では世界的な麻薬取引の拠点となっているという。日本の外務省によると、特にコロンビアとの国境付近の地域では、犯罪組織による爆発事件や誘拐事件などが頻発しており、治安に深刻な影響を与えているという。
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