連載
2023年「スティック掃除機」の新トレンド 〜吸引とスチーム掃除のできる機種も登場:知らないと損!?業界最前線(5/6 ページ)
掃除機市場で急成長のコードレススティック型の掃除機において、2023年の新しいトレンドを3つご紹介する。いずれも、かゆいところに手が届くような発想の転換と、技術の進化によって生まれた、使い勝手の良い機能だ。
また米国を拠点とする掃除機ブランドであるシャークからも、自動ゴミ収集ドックが付属するスティック掃除機が登場。22年9月に「EVOPOWER SYSTEM iQ+」(実勢価格7万9750円)を発売したあと、今年2月にはより低価格で購入できるスタンダードモデル「EVOPOWER SYSTEM STD+ CS150JAE」(実勢価格4万9500円)も発売した。
もともと「EVOPOWER SYSTEM」シリーズは本体がスリムな点が特徴だったが、その分ダストボックスも小さくなってしまうのが欠点だった。自動ゴミ収集ドックが付属したことでこの弱点がなくなったというわけだ。
この充電台を兼ねたダストステーションがごみを自動収集する仕組みは、すでにロボット掃除機では多くのモデルが採用しており、今後はスティック掃除機においてもスタンダードになっていく可能性が高そうだ。
関連記事
- 掃除機市場の2023年を大予測 国内外のメーカーが入り交じる大激戦!?
掃除機は近年、進化を続けている家電の1つ。キャニスター型掃除機を経て、現在はコードレスのスティック掃除機が主流だが、ロボット掃除機の普及も進んでいる。コードレススティック掃除機とロボット掃除機について、最新掃除機市場の動向とトレンドの解説、2023年の市場を予測する。 - Ankerから「スチーム水拭き」できるコードレス掃除機、先行販売スタート
アンカー・ジャパンは2月1日、新しい掃除機ブランド「MACH」の第1弾として、コードレス掃除機「マッハ V1 Ultra」とエントリーモデル「マッハ V1」の先行販売を「Makuake」にて開始した。 - パナソニック「指定価格制度」 家電量販店はどう捉えているのか?
パナソニックが「メーカー指定価格」を導入し、話題になっている。一部のフラグシップモデルで販売価格を指定し、値引きを認めないというものだが、家電量販店は在庫リスクを負わずに済む。「指定価格」により、家電量販店は今後どうなっていくのか。また他メーカーは追従していくのだろうか。 - パナの若者向け「食洗機」出足好調 6割が「必要ない」という世代にどう挑んだか
パナソニックからお一人様向けの食器洗い乾燥機が登場した。工事不要のタンク式でコンパクトな点が特徴だ。すでに従来品の約3倍のオーダーがあるという。普及率が3割未満という食器洗い乾燥機市場で、6割が「必要ない」とする世代に対し、パナソニックはどう挑んだのか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.