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子どものわいせつな自撮りをAIで検知する「コドマモ」登場 他のカメラアプリ使っても判別
子どものわいせつな自撮り画像をAIで検知するスマートフォンアプリ「コドマモ」が登場した。子どもに画像の削除を促すとともに保護者のスマホに通知を送る。
藤田医科大学(愛知県豊明市)は、オーディオブックを手掛けるスマートブックス(東京都世田谷区)、愛知県警と連携して子どものわいせつな自撮り画像をAIで検知するスマートフォンアプリ「コドマモ」(iOS、Android)をリリースした。利用は無料。配信はスマートブックスが担当する。
親のスマホに「コドマモ」、子どものスマホに「コドマモ for Kids」をインストールすると、子どもがスマートフォンでわいせつな自撮りをした場合にAIが自動検知、子どもに画像の削除を促すとともに保護者のスマホに通知を送る。スマホの位置情報も共有するため、保護者は子どもの居場所をすぐにチェックできる。
別のカメラアプリを使った撮影にも対応した。例えば“盛れる”エフェクト機能を持つ他のカメラアプリで撮影してもコドマモ for Kidsがインストールしてあれば検知できるという。現在は画像のみだが、今後は動画への対応も予定している。
また5月をめどに、子どもがアプリを利用できる時間を保護者のスマホから設定する機能や、SNSのチャットなどでいじめや犯罪に巻き込まれていないかAIが自動でチェックする機能を追加する。スマートブックスは「子どもがスマホを使うときの心配ごとを解決するアプリ」としている。
警察庁の統計によると、2022年に児童ポルノ事件の被害者となった子どもは1487人。このうち子どもが自ら撮影したケースは577人で、全体の38.8%を占めていた。
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