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PayPayポイントで投信やETFの買付可能に VTやeMAXIS Slimも追加

PayPay証券は4月8日、PayPayポイントを使って投資信託やETFを買い付けられる機能を追加した。売却した場合、送金や銀行口座に出金できるPayPayマネーにチャージされる。

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 PayPay証券は4月8日、PayPayポイントを使って投資信託やETFを買い付けられる機能を追加した。PayPay内のミニアプリから操作できる。

 これまで、

  • PayPayポイントを、疑似運用しポイント自体が増減する「ポイント運用」
  • PayPay残高である「PayPayマネー」を使って投信信託やETFを購入できる「PayPay資産運用」

 を提供していたが、PayPayポイントでもPayPay資産が利用できるようになった形だ。購入したETFや投資信託を売却すると、PayPayマネーにチャージされ、PayPayマネーは送金や銀行口座への出金も可能となっている。

 PayPayポイントは、これまでPayPay決済時の割引に使えるほか、PayPayほけんなどにも利用できたが、有価証券の購入に使えるのは今回が初めて。

投資先拡充、ETF17銘柄、投資信託9銘柄に

 併せて、PayPayマネーやPayPayポイントで購入できるETFや投資信託の種類も約3倍に増加した。


購入できるETFの種類が7銘柄から17銘柄に増加した

購入できる投資信託も2銘柄から9銘柄に大幅拡大した

 ETFでは、これまでのSPYやQQQなどに加え、全米株式インデックスに投資するVTI、全世界株式インデックスに投資するVTなどのほか、米国高配当株式ETFのVYMや、レバレッジをかけたTQQQなどをラインアップに加えた。

 投資信託では、米国株インデックス投資としては信託報酬が最も安い「PayPay投資信託 アメリカ株式コース」のほか、公募投信として資産運用額トップの「eMAXIS Slim 米国株式」など、eMAXIS Slimシリーズ3種類も購入可能とした。

楽天証券とデッドヒート 存在感増すPayPay証券

 PayPay証券はポイントを使った投資手法の活用で、急速にユーザーを増やしている。ポイントを擬似運用するポイント運用は、3月に利用者が900万人を超えた。本人確認などの手間が不要な疑似運用を入り口に、本丸の証券口座拡大につなげることを狙う。PayPay証券の口座数は、2022年3月末の約32万から直近は約50万口座まで増えていると見られる。

 ポイント疑似運用では、もう一方の雄が楽天グループだ。「ポイント運用 by 楽天PointClub」は3月に利用者が1000万人を超えており、前年から20%成長している楽天証券口座数の原動力の1つとなっている。

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