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「フレッツ・ADSL」、光ファイバーない地域でも終了へ NTT東は「モバイルサービスへの移行」呼びかけ
NTT東日本とNTT西日本は21日、「フレッツ光」を提供していない地域でも「フレッツ・ADSL」のサービスを終了する方針を発表した。ユーザーの減少が理由としている。
NTT東日本とNTT西日本は4月21日、「フレッツ光」を提供していない地域でも「フレッツ・ADSL」のサービスを終了すると発表した。NTT東は2025年1月31日、NTT西は26年1月31日をもって終了する。ユーザーの減少が理由としている。
NTT東日本は「利用者が年々減少しており、今後もこの傾向が見込まれる」と説明。フレッツ光を提供していない地域のユーザーに対しては「(他社の)モバイルサービスなどの利用を検討してほしい」としている。インターネット接続は両社に提供義務のあるユニバーサルサービスには含まれていない。
フレッツ・ADSLは今年1月末で原則終了したが、フレッツ光の提供開始が遅かった地域はしばらく提供を続ける(NTT東は25年1月末、NTT西は26年1月末まで)。一方、フレッツ光が使えない地域については17年11月にサービス終了を発表した際、「現時点でフレッツ・ADSLを終了する予定はない」(NTT東)としていたが、今回同時に終了する方針を示した。
フレッツ・ADSLは2000年にスタート。開始当初の通信速度は下り1.5Mbps/上り512Kbpsと当時としては高速かつ常時接続できる画期的なサービスだった。しかしその後登場したフレッツ光など光アクセスサービスへの移行が進み、関連部品の製造が終了して保守部品も入手しにくい状況になっていた。
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