AI音声合成サービスを提供するCoeFont(東京都港区)は4月21日、西村博之(ひろゆき)さんをモデルとする「AIひろゆき」にYouTubeで生配信をさせたところ、3時間で4万2820円の“投げ銭”が集まったと発表した。
AIひろゆきは、ひろゆきさんらしいコメントを生成するAIと、ひろゆきさんの声を再現した音声合成AIで構築したもの。コメント生成には大規模言語モデル「GPT-4」を活用。ひろゆきさんがしゃべりそうなことを教えたうえで文章を生成させ、CoeFontの音声合成AIで読み上げる仕組み。
配信は4月13日の午後6時から3時間実施。コメント欄から取得した視聴者の質問に応じてテキストを生成し読み上げた。配信画面には、AI画像生成技術を使って作成したひろゆきさんの画像を使用。読み上げの内容に応じた画像を用意して表示したという。
得た収益はひろゆきさんにも分配した。CoeFontによると、ひろゆきさん本人からは「“それっぽいことをそれっぽく言う”という芸人力が上がってきましたねー」との反応があったという。
関連記事
- 「AIひろゆき」GPT-4導入し再び生配信 今度は投げ銭OK 収益は“本物”に還元
ひろゆきさんのようなコメントを、ひろゆきさんのような声で発し続けるAIが、投げ銭OKの生配信を実施する。得た収益はひろゆきさんにも分配するという。 - 無限にしゃべる「AIひろゆき」爆誕 本人っぽい声で年中無休YouTubeライブ GPT-3活用で質問にもそれっぽく回答
I音声合成サービスを提供するCoeFontが、ひろゆきさんのようなコメントを、ひろゆきさんのような声で発し続けるAIを開発したと発表。YouTube上で24時間365日質問に答え続けられるという。 - “ひろゆきっぽいコメント”AIで生成・音声も再生 無料ジェネレーター公開 rinnaとコラボ
質問を入力すると、AIでひろゆき(西村博之さん)っぽい返答を自動生成。それをひろゆきっぽいAI合成音声で再生する──音声合成AIを手掛けるCoeFontがこんなジェネレーターを無料公開した。 - 「AIひろゆきに適当なことを喋らせよう!」 無料のジェネレーター公開 本人公認
AI音声合成サービスを提供するCoeFontが、AIで再現したひろゆきさんの声に好きな文章を読み上げさせられるジェネレーターを公開した。利用料は無料。同社の技術を周知する取り組みの一環という。 - 声帯摘出者に“自分のAIボイス”を無料提供 「CoeFont」運営が支援策
AI音声合成を提供するYellstonが「CoeFont CLOUD」を声帯摘出者に無料提供する。事前に声を収録することで、摘出後も“自分の声”で会話できる。今後は、すでに摘出した人も“自分の声”で会話できるよう、当時の音声データをもとに音声合成を作成できる予定。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.