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フレッツ光の大規模障害、発端は普通のマルチキャストパケットだった──NTT東西(2/2 ページ)

4月3日に発生した「フレッツ光」の障害についてNTT東西が会見を行い、直接の原因は加入者収容装置の「未知のソフトウェア不具合」だったと明らかにした。

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 該当する加入者収容装置は全て改修を終えた。しかしNTT東西は導入から5年も経過した機種で新たな不具合が見つかったことについて「これまで経験したことのない新たな課題」と重く受け止めている。

 「他のメーカーの装置でも起きる可能性はある。対策として、これまでの通信事業者とメーカーという枠組みを超えて連携する体制を作る必要がある」という。

 具体的には、メーカーと共同で検証やフェールセーフ機能の検討を行う他、社内のリスク評価体制を強化するため開発部門以外の第三者組織でリスク評価を行うこと、マルチキャスト通信の検証を進めることなどを挙げた。


主な再発防止策

 3日の障害では午前7時過ぎから9時前にかけ、NTT東西を合わせて16の都道府県の一部でネットや電話がつながらない、あるいはつながりにくい状態になった。フレッツ光は最大で44.6万回線、ひかり電話は最大23.3万回線に影響が出たという。


事故の概要。フレッツ光は最大で44.6万回線、ひかり電話は最大23.3万回線に影響が出た
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