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Evernote vs Notion デジタルのメモ帳か、チーム共有のドキュメント管理ツールか:SaaS対決(1/4 ページ)
今回のSaaS対決は、ドキュメントを中心とした情報蓄積・共有ツールの古株であるEvernote(エバーノート)と、クラウド時代の新星であるNotion(ノーション)を取り上げる。
ビジネスの基本はドキュメントである。多くのビジネスパーソンが日々業務を進める上で、議事録や稟議、会議資料など多数のドキュメントを作成している。だからこそ、スマホやタブレットがこれだけ普及しても、ビジネスの現場ではキーボード付きのパソコンが不可欠となっている。
今回のSaaS対決は、ドキュメントを中心とした情報蓄積・共有ツールの古株であるEvernote(エバーノート)と、クラウド時代の新星であるNotion(ノーション)を取り上げる。
スマホが普及する前からサービスを提供しているEvernoteは、あらゆる情報を蓄積し、共有するデジタル上の新しい“ノート”として、世界中で支持されてきた。他方、クラウドが当たり前になった2010年代後半に彗星の如く登場したNotionは、さまざまな場所に散らばる情報を集約しつつ、ユーザーが簡単にカスタマイズできる自由さが支持され、あっという間にEvernoteの競合サービスとなった。
新しいサービスに目がない層からは、NotionがEvernoteを完全に置き換えるような論調も当初は見られたが、両サービスをしばらく使いこんでみると「結局は両方必要だ」という結論に至ることが多い。どちらが上なのかではなく、それぞれどんな特徴があり、どういう用途に適しているのかを、両サービスの歴史からひも解いていこう。
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