ニュース
Gmailに“青いチェックマーク”(Twitterとは無関係)
Googleは、Gmailのなりすまし対策の一環として、送信者名の横に「青いチェックマーク」を表示する機能を追加した。BIMIで認証済みのアカウントに表示される。正式名称がTwitterの青バッジと同じ「青いチェックマーク」だ。
米Googleは5月3日(現地時間)、Gmailの受信メールの差出人欄に青いチェックマークを表示する機能を追加したと発表した。なりすまし対策の一環で、送信者のメールアドレスとブランドロゴが本物であることを示す。
Googleは2021年にはGmailにBIMI(Brand Indicators for Message Identification)を導入し、企業などのアカウントがアバター(通常はアカウント名の頭文字などが表示される)をブランドロゴに変更できるようにした。これも、悪質ななりすましを防ぐ対策の一環だった。
BIMIは、メールの送信ドメイン認証技術、「DMARC」に基づく業界標準。Googleの他、Verizon MediaやTwilio、Fastmailなどが取り組みに参加している。
青いチェックマークも、BIMIを採用した機能。これにより、「ユーザーは正当な送信者からのメッセージと偽装者からのメッセージを識別できる」とGoogleは説明する。
この機能自体は役立ちそうだが、Twitterのいわゆる青バッジ、正式名称は「青いチェックマーク」が従来の認証済みを表すものから有料サブスクリプション参加で購入できるものに変わって混乱している現在、同じ名称にしなくても良かったかもしれない。
関連記事
- Twitterの旧青バッジ消滅開始 「Blueに加入なんかしてないぞ」とスティーブン・キング氏
Twitterが予告通り「Twitter Blue」非加入ユーザーの旧認証バッジの削除を開始した。ハル・ベリーやローマ法王などの著名人の青バッジも消えた。一方、以前からTwitter Blueに反対しているスティーブン・キングの青バッジは残っており、キングは「Blueに加入していない」とツイートした。 - Twitter、月額13万5000円の「認証済み組織アカウント」受け付け開始
Twitterは企業や非営利団体向けの認証マークの提供をグローバルに開始した。日本でのサブスク料金は月額13万5000円。New York Timesによると、大手広告主やフォロワーの多い組織には無償でマークを提供するという。 - 「【新生銀行】必ずご回答ください」フィッシングメールに注意
「【新生銀行】必ずご回答ください/お客様の直近の取引における重要な確認について」。こんな件名で、新生銀行をかたるフィッシングメールが出回っている。 - Gmail、なりすまし対策で送信元アイコンに企業ロゴ表示を可能に
Googleが、Gmailの受信箱に表示する送信者アイコンに企業ロゴを表示できるようにした。企業がBIMI(Brand Indicators for Message Identification)を採用すると可能になる。なりすましメール対策の一環だ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.