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宇宙ロボット開発のGITAIが40億円調達 エプソン、ヤマト、KDDIら出資
宇宙用の汎用作業ロボットを開発するGITAI USAとGITAI Japanは総額40億円(約3000万ドル)を調達したと発表した。宇宙向け汎用作業ロボットの開発を加速する。
宇宙用の汎用作業ロボットを開発するGITAI USAとGITAI Japanは5月25日、投資ファンドや企業を引受先とするシリーズB延長ラウンドを完了し、総額40億円(約3000万ドル)を調達したと発表した。宇宙向け汎用作業ロボットの開発を加速する。
9つの投資ファンドのうち「グローバル・ブレイン CVCファンド」を通じてセイコーエプソン、ヤマトホールディングス、KDDI、日揮グループなども出資した。
調達した資金は月面探査ロボットやシャクトリ虫型ロボットアームの開発に加え、フライトモデルなどを製造する米国の施設拡張と人員確保に充てる。同社の中ノ瀬翔CEOは米国での事業拡大に意欲を示した。
「SpaceXとBlueOriginが宇宙への輸送コストを100 分の1に削減するのに対し、GITAIは人件費を100分の1に削減する課題に取り組んでいる。われわれは月と火星に最大限の労働力を提供し、ソーラーパネルや通信アンテナ、居住モジュールなどのインフラを構築する」としている。
GITAIは、2017年設立の日本発の宇宙スタートアップ企業。宇宙向け汎用作業ロボットの研究開発と宇宙空間でのロボットによる労働力提供を目指している。
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