エンジニア100人超に聞く、活用しているパブリッククラウドランキング 国産クラウドの順位は
勤め先で活用しているパブリッククラウドは?──クラウドの活用支援などを手掛けるクラウドエースがITエンジニア112人を対象に実施した調査結果を発表。上位は“3大クラウド”が占めた。国産クラウドの順位は?
勤め先で活用しているパブリッククラウドは?──クラウドの活用支援などを手掛けるクラウドエース(東京都千代田区)は5月31日、ITエンジニア112人を対象に実施した調査を基に、こんなランキングを発表した。上位にはAWSやGoogle Cloudなどいわゆる“3大クラウド”がランクイン。国産クラウドでは富士通の製品が5位になった。
1位はAWS(32.1%、前回1位)、2位はMicrosoft Azure(17.9%、同2位)、3位はGoogle Cloud(12.5%、同3位)、4位はIBM Cloud(8.9%、同4位)、5位は「FUJITSU Cloud Service」(3.6%、前回同率5位)、6位は「Alibaba Cloud」(2.7%、前回は選外)、7位は「Oracle Cloud」(1.8%、前回同率5位)、8位は米Red Hatのサービス(1.7%、前回7位)がランクインした。
2022年の前回調査と比べると、上位陣に変化はなかった。しかし前回選外だったAlibaba Cloudを選ぶ人が出てきたことで、ランキング下位が変動した。
トップだったAWSユーザーに、次に使ってみたいパブリッククラウドを聞いたところ、最も多いのはGoogle Cloud(38.9%)だった。2番目はAzure(30.6%)、3番目はAlibaba Cloud(5.6%)、4番目はIBM Cloud(2.8%)。こちらも前回はAlibaba Cloudが選外だったが、今回はAzure・Google Cloudに次ぐ結果になった。
一方、実験的に使ってみたいパブリッククラウドを聞いたところ、1位はAzure(41.7%)、2位はGoogle Cloud(30.6%)、3位はIBM Cloud(8.3%)、4位はRed Hatのサービス(5.6%)、5位がAlibaba Cloud(2.8%)だった。前回調査と違い、Oracle CloudやFUJITSU Cloud Serviceを選ぶ人がゼロになった。
調査は4月10日から12日にかけて実施。対象にはネット上でアンケートを取った。
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