「超合金 マジンガーZ」50年目の大変革 新素材で「理想的なブレストファイヤーできた」
2024年に発売50周年を迎える「超合金」に記念碑的なアイテムが登場する。担当者は「50年めにして初めて、ブレストファイヤーを理想的に光らせることができました」と感慨深げに話す。
2024年に発売50周年を迎えるバンダイの「超合金」に記念碑的なアイテムが登場する。BANDAI SPIRITSは、東京ビッグサイトで開催中の「東京おもちゃショー2023」で、12月に発売する「DX超合金魂 マジンガーZ 50th Anniversary Ver.」を初めて披露した。
超合金は1974年に誕生したキャラクター玩具。ダイキャストによるずっしりとした重量感で、巨大ロボットにあこがれる当時の子ども達の心をわしづかみにした。
超合金という名称はマジンガーZに登場する「超合金Z」からとった。最初の商品もマジンガーZで、腕のロケットパンチがバネ仕掛けで飛ぶギミックが付いていた。
テレビシリーズの再現がテーマ
2024年に発売50周年を迎えるにあたり、バンダイが選んだキャラクターは、やはりマジンガーZだった。既に「DX超合金魂」シリーズでも商品化しているため、今回は大幅リニューアルという位置づけだ。
今回はアニメ版のイメージでプロポーションや武器を一新。アニメ後期に登場した「ジェットスクランダー」「アイアンカッター」といった武装に加え、「ジェットパイルダー」も新たに造形した。
大きな赤外線リモコンは、ボタンを押すと主人公・兜甲児のセリフや効果音が流れ、マジンガーZの各部が連動して光るという仕組みになっている。例えば「BEAM」ボタンを押すと「光子力ビーム!」の叫び声とともに両目のLEDが発光する。水木一郎さんが歌うアニメ主題歌や挿入歌を再生するボタンも新しい。
中でも進化が著しいのは、マジンガーZの決め技「ブレストファイヤー」だった。担当者によると、アニメでは放熱板全体が明るく光っていたが、これまでの商品はLEDなど点光源を使用していた都合で明るさにムラがあったという。
今回は「ルミナスシート」と呼ばれる平面の発光素材を新たに採用したことで、意図した通りの光り方にできた。担当者は「50年めにして初めて、ブレストファイヤーを理想的に光らせることができました」と感慨深げに話していた。
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