バズる動画を簡単に撮れるカメラ、セガトイズが開発 ただしネット非対応
小学生がなりたい職業の1位「YouTuber」。憧れの職業を手軽に疑似体験できて「バズる」うれしさも得られる玩具をセガトイズが開発していた。
小学生がなりたい職業の1位は、3年連続で「YouTuber」(ベネッセ調べ、2020〜22年)。その憧れの職業を手軽に疑似体験できて「バズる」うれしさも得られる玩具をセガトイズが開発していた。
セガが「東京おもちゃショー2023」(東京ビッグサイト、6月8〜11日)で展示した「♯バズゅCam」は、愛用するYouTuberも多い「GoPro」を思わせる四角いカメラだ。撮像素子は200万画素(フルHD)で、レンズ部分を起こすとインカメラになる。
撮影だけでなく動画を「編集」する気分も味わえる。背面のカラーモニターはタッチパネルになっていて、付属のスタイラスを使って動画にフレームやスタンプを加えられる。
より本格的な「編集」がしたい時は「テンプレ撮影」機能を使う。「踊ってみた」などYouTube動画にありがちなタイトルを含むテンプレートが50種類もあり、ワンタッチで本格的な動画ができあがるという。
頻繁に撮影しているとフォロワーが増え、数千もの「いいね」が付くこともある。「いい動画だね」「もっと見たい」などクリエイター魂を刺激するコメントが付いたりもする。
しかし“炎上”の危険はない。なにしろ「♯バズゅCam」はネット非対応だ。
つまりフォロワーや「いいね」の数、動画のコメントも一定の条件に沿って「♯バズゅCam」のアルバム機能が表示しているもの。決してネガティブなコメントは付かない。
なお、本体にはストレージを拡張できるmicroSDカードスロットがあるが、完成した動画をPCなどに持ち出せる仕様にするかは未定だという。
「♯バズゅCam」の価格は1万2000円。たたむと自撮り棒になる三脚や、クロマキー処理のためのグリーンシートも付属する。発売は12月の予定だ。
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