「ウホッ いい男」生んだ伝説のコミック、アニメ化クラファン達成もクレカ不正で一転未達に→負けずにアニメ制作へ
あにめ東京は12日、漫画「くそみそテクニック」の公式アニメ化を目指すクラウドファンディングが、一部支援者の不正行為により目標金額未達成になったと発表した。アニメ化は予定通り実行する。
あにめ東京(東京都港区)は6月12日、有名なネットミームを生み出した山川純一さんの漫画「くそみそテクニック」の公式アニメ化を目指すクラウドファンディングが、一部支援者の不正行為により目標金額未達成になったと発表した。しかしアニメ化は予定通り実行するという。
クラウドファンディングは5月31日に終了し、その時点では目標800万円に対して868万500円の支援を集めていた。6月1日には公式Twitterアカウントで「みんな!! CF応援ありがとう!! 絶対にすごい作品を作るからな!」と意気込みを語っていた。
しかしその後、決済会社から連絡があり、支援(リターン品の購入)に使われたクレジットカードの不正利用が確認されたという。不正利用分のキャンセル処理に伴い、支援額は538万500円まで減少した。
目標は未達となったが、あにめ東京はアニメ化やリターン品の発送を含め、プロジェクトは全て予定通りに実行する。同社代表でアニメの監督を務める伊藤魔鬼さんは「今回の不正利用の影響を出さないことを代表としてお約束させていただきます」としている。
くそみそテクニックは、発表から10年以上が経過した2000年代前半にインターネット掲示板にスキャン画像が出回り、作中のセリフ「やらないか」「ウホッ いい男」などのネットミームを生み出した“伝説の漫画”。アニメは全年齢対象とする予定で、タイトルは「新・やらないか」。10月にオンライン試写会を行う予定となっている。
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