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日経新聞、ウェビナー申込者の個人情報が丸見えに 氏名・年収など約3700人分 システムに設定ミス
日本経済新聞が、2022年8月に開催したウェビナー申込者の個人情報3763人分が、一時的に外部から閲覧できる状態になっていたと発表。ウェビナーで使った配信システムの設定ミスが原因という。
日本経済新聞は6月15日、2022年8月に開催したウェビナー申込者の個人情報3763人分が、一時的に外部から閲覧できる状態になっていたと発表した。ウェビナーで使った配信システムの設定ミスが原因という。
22年8月19日に開催した資産承継・資産運用のウェビナーに申し込んだ人の氏名、メールアドレス、住所、生年月日、年収、金融資産額などが、5月11日から24日にかけて、インターネット上で閲覧可能だったという。一部の人は金融機関の口座番号も閲覧できる状態だった。実際に情報が漏えいした例は確認していないとしている。
5月24日に、ウェビナー関係者からの報告を受けて発覚した。情報が閲覧可能になっていた人には詳細を報告済み。個人情報保護委員会への報告も済ませた。今後は「個人情報の管理をさらに強化し、再発防止を徹底する」(同社)という。
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