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スマホのマイナカード機能を止める方法 デジタル庁が案内 端末の初期化ではデータは“消えない”
マイナンバーカード機能(電子証明書)を登録したAndroidスマートフォンの利用を止めたい──そんなときに行うべき手続きをデジタル庁が案内している。
マイナンバーカード機能(電子証明書)を登録したAndroidスマートフォンの利用をやめたい──そんなときに行うべき手続きをデジタル庁が案内している。登録手続きをしたスマホを売る場合や修理に出す際には、利用者自身で失効手続きをする必要がある。
電子証明書の失効手続きはマイナポータルアプリから行う。マイページにアクセスしメニューの「スマホ用電子証明書」の項目にある「失効」を選択。失効したい電子証明書を選択し、パスワードを入力すれば手続き完了。なお、パスワードは5回連続間違えて入力するとロックされ、パスワードの初期化が必要になる。
失効手続きが完了すればスマホ内の関連データが削除される。端末の初期化ではデータは削除されないため注意が必要だ。デジタル庁は「仮に残っていても、スマホを適切に管理、またはパスワードを知られていなければ悪用はされない。しかし、万が一のリスクを排除するためには確実に電子証明書の失効手続きをする必要がある」と説明している。
スマホを紛失、もしくは盗難に遭った場合など、電子証明書の利用を一時停止したときには、マイナンバー総合フリーダイヤル(0120-95-0178)まで連絡するよう求めている
なお、機種変更や下取・売却、廃棄、故障などの理由で、スマホ用電子証明書を登録しているスマホの利用をやめる場合、利用者自身で電子証明書を失効させることは法律上で義務付けられている。
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