連載
ぐぐっと超広角系にシフトしたソニー「ZV-1 II」は“さすが三代目”の完成度 懸念はバッテリー:荻窪圭のデジカメレビュープラス(5/6 ページ)
「ZV-1 II」の誕生である。当然3年分の進化はあるのだが、注目はレンズを大きく変えてきたこと。ぐぐぐっと超広角系にシフトしたのだ。
シネマティックVlog設定に挑戦
ではいよいよ動画だ。
動画は4Kで30fps、フルHDで120fpsまで対応している。
フォーマットは「XAVC S」だ。
VLOGCAMならではの「背景ぼけ」設定や「商品レビュー用設定」も健在だが、今回の注目はZV-E1でも採用された「シネマティックVlog」だろう。
「CineVlog」をオンにすると、アスペクト比がシネスコープサイズの「2.35:1」になり(記録は16:9で行われるので、上下に黒い帯が入る)、フレームレートが24fpsになり、ルックとしてCLASSICなど5つから、さらにオートを含めた4つのムードから色合いを選べる。
シネマティックVlog、商品レビュー用設定、ズーミングなどを組み合わせた1分程度の動画を作ってみた。
シネマティックVlog設定に合わせて、24fpsで出力した4K動画だ。同じ場所でシネマティックVlogのClassicとシネマティックVlogオフのもの(こちらのルックはデフォルトのST)の撮り比べもしているので、画作りの違いも見てほしい。
ZV-1 IIの人物動画作例。映像もいいけど、音がしっかり取れてる点にも注目したい
シネマティックVlogのClassicと通常の動画で肌の色の違いを見てほしい。シネマティックVlogのClassicではビデオっぽいこてっとした感じがなく、彩度や階調を抑えた映画っぽい映りになる。
風が強い屋外でも、BGMが大きな店内でも音声をちゃんと拾えているのも素晴らしい。
もう1つ、歩いたりパンしたり夜だったりする動画も。こちらはぜんぶシネマティックVlog設定だ。
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