Googleで「ChatGPT」と検索すると、謎のサイト「ChatGPT 日本サイト」がトップに 運営者は不明
Google検索にて「ChatGPT」と調べると、「ChatGPT 日本サイト」という非公式サイトが検索トップに載っている。同サイトの運営元は不明であるため、検索する際は注意が必要だ。
Google検索で「ChatGPT」と調べると「ChatGPT 日本サイト」という非公式サイトが検索トップに表示されると話題になっている。同サイトの登録者はChatGPT提供元である米OpenAIとの関係性が不明であるため、検索する際は注意が必要だ。
6月26日午後5時時点で「ChatGPT」と検索すると、トップに表示されたのは「ChatGPT 日本サイト」。米OpenAIの公式Webサイトは次点に表示されている。OpenAIのドメインは「openai.com」であるのに対し、非公式サイトは「openai-chatgpt.jp」となっている。
非公式サイトにアクセスしてみると、OpenAIのロゴマークなどを使い、ChatGPTの使い方やサービスの概要などを日本語で説明している。サイトには「ChatGPTを日本向けに運営・情報発信しています。非公式Web サイトです」と記載がある。他にもクリックすると、突然メールアドレスやパスワードの入力を要求するページにユーザーを誘導させる記事なども掲載している。
サイト内の利用規約を見ると、社名として「Chat GPT - 日本サイト」を名乗っている。国税庁の法人番号公表サイトで記載の会社が存在するか調べたが、そのような会社の存在は確認できなかった。
Googleなどの検索エンジンは検索キーワードに適したWebサイトを優先的に表示するアルゴリズムを持っており、このアルゴリズムが有利に働くようにサイトを調整する手法をSEO(検索エンジン最適化)という。一般的には検索上位に表示されるほどサイトが閲覧されやすくなることから、SEOにより顧客の流入を狙う業者もいる。
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