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任天堂社長、次世代機への移行に言及 ニンテンドーアカウント活用へ
任天堂の古川社長が次世代機への移行に言及。「ニンテンドーアカウントを活用しながらうまく移行していただけるように努めたい」と述べた。
任天堂の古川俊太郎社長は、6月23日に開いた定時株主総会で、次世代機への移行について質問を受け、「ニンテンドーアカウントを活用しながらうまく移行していただけるように努めたい」と述べた。
「Nintendo Switchは今年で7年目に入り、終盤の局面に入ってきていると思うが、次世代機への移行に関して具体的な施策があれば教えてほしい」という株主からの質問に答えた。
古川社長はSwitchのロングセラーについて、「任天堂のゲーム専用機のビジネスの歴史で、7年目に(2024年3月期)に1500万台のハードと1億8000万本のソフト販売を見込んでいる例はなく、未知の領域に入った」と述べる。
次世代機への移行について、以前は「ハードが新しくなるとお客様との関係を再構築していく必要があった」が、今は「ニンテンドーアカウントを介してお客様と直接つながることができている」と説明。
次世代機への移行でも「ニンテンドーアカウントを活用しながらうまく移行していただけるように努めていきたい」と述べた。
ニンテンドーアカウントのユーザー数は世界で2億9000万以上に上るという(モバイル含む)。
同社は次世代機の詳細については未発表。古川社長は5月の決算発表で、次世代機について「ユニークな娯楽を提供していくために、どういった面白い提案ができるかを常に考えて将来に向けたさまざまな開発を進めている」と述べるにとどめている。
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