Meta、Twitter競合の「Threads」の“予約注文”ページをApp Storeで公開
Twitterで混乱が続く中、MetaがTwitterと競合する新アプリ「Threads」のiOSアプリの“予約注文”ページを公開した。リリースは7月6日の見込みだ。
米Metaは7月3日(現地時間)、Twitterの競合とうわさされていた新サービス「Threads」のiOSアプリの“予約注文”ページを米AppleのApp Storeで公開した。日本語もサポートする。リリース予定日は6日となっている。
概要説明では「Instagramのテキストベースの会話アプリ」と定義されており、「Threadsは、コミュニティが集い、関心のあるトピックから次に来るトレンドまで何でも話し合える場です。興味・関心のジャンルが何であれ、お気に入りのクリエイターや自分と同じ興味・関心を持つ人をフォローし直接つながることができます。あるいは、自分の熱心なファンを増やし、世界に向けて自分のアイデアや意見、クリエイティビティを発信することができます」とある。
このアプリについては6月9日に米The VergeがMetaの全社会議の録音に基づいて報じた。その後、このうわさをきっかけにTwitterオーナーのイーロン・マスク氏とMetaのマーク・ザッカーバーグCEOの“金網マッチ”の検討にまで発展した。
アプリストアでの“予約注文”はめずらしい。先週末のTwitterの混乱で代替SNSを探しているユーザーがMastodonやBlueskyに移行する中、告知を急いだのかもしれない。
詳細はまだ不明だが、Instagramのアカウントで利用することになるようだ。Instagramと同様に、かなりの個人情報を提供することになる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- Mastodonのユーザー急増、投稿が約3倍に Twitter混乱で
Twitterが閲覧件数制限などで混乱する中、Mastodonの投稿が約3倍になったとロチコCEOがトゥートした。7月3日に更新したiOSアプリのアップデート履歴には「1日に読めるtoots(投稿)の数に制限はありません」とある。 - Twitter障害はスクレイピングではなく“自己DDoS”が原因?
Twitterでは現在、サービスの低下対策としてユーザーが読める投稿数に制限がかけられている。オーナーのマスク氏はこの問題の原因をスクレイピングだとしているが、Web開発者のチャン氏はTwitterのバグが原因のようだとMastodonで指摘した。 - Twitterに厳しい一時制限 未認証アカの閲覧件数は「1日600件まで」── 「Twitter終わり」「API規制」トレンドに【更新:1日1000件に緩和】
Twitterの投稿が読み込めないと、日本時間の7月1日午後11時ごろから話題になっている。これにより「Twitter終わり」や「API規制」といった単語がTwitterの日本トレンドに入った。Twitterを運営する米Xのイーロン・マスク氏は2日午前2時、「一時的な制限を加えた」とツイートした。未認証のアカウントは1日当たり600件までの読み込みが上限になるとしている。 - マスクとザッカーバーグ、勝負の舞台は“リング上”に? 試合場所はベガス ザックはブラジリアン柔術使い
MetaがTwitterの競合サービスを開発中といううわさが、Twitterオーナーのマスク氏とMetaのザッカーバーグCEOの格闘試合の相談にまで発展している。柔術にハマっているザッカーバーグ氏は本気のようだ。 - 「フォローできない」「Twitterくんさぁ……」 障害連発でTwitterユーザーから不満続出
2月9日の早朝からTwitterで複数の障害が発生。一部は解消されたがユーザーは同時多発的な障害に見舞われた。Twitterでは大規模な仕様変更を続けておりそれに伴う不具合も増加していた。今回の大規模障害で、TwitterやCEOのイーロン・マスク氏に不満の声を上げる人が増えている。