Twitter、DMの再仕様変更 スパム軽減目的でBlueからのDMも「リクエスト」タブへ
TwitterはまたDMの仕様を変更する。フォローしていないBlueユーザーからのDMを「リクエスト」タブに保存する。また、これまで全ユーザーからのDMリクエストを許可する設定にしていたユーザーの設定が自動的に新設定に変更される。
Twitterは7月13日(米国時間)、ダイレクトメッセージ(DM)の仕様変更をツイートで発表した。「DM内のスパムの数を減らすのに役立つメッセージ設定を追加する」としている。
この新メッセージ設定では、フォローしていないBlueユーザーからのDMを「メッセージ」タブではなく「リクエスト」タブに保存するようになる。
以前の青バッジと異なり、Twitter Blueは金さえ払えばほぼ誰でも取得できる。スパム目的でBlueに加入するユーザーがいてもおかしくはない。この仕様変更は、そうしたBlueユーザーからのスパムを軽減する目的のようだ。ただし、スパムはブロックされるのではなく、リクエストタブに保存される。
また、それまで「すべてのアカウントからのメッセージリクエストを許可する」設定にしていたユーザーの設定を自動的に新たなメッセージ設定に変更する。
つまり、ユーザーがそれに気づいて元に戻さない限り、フォローしていないBlueユーザーからのDMはリクエストタブに入ってしまう。
変更された設定は手動で元に戻せる。商用などで多くのユーザーからのDM受信を重視しているアカウントは注意が必要だ。
Twitterは6月にDMの仕様変更をしたばかりだ。その変更では、Twitterの設定で「すべてのアカウントからのメッセージリクエストを許可する」を選択している場合、それまでは相互フォローしていなくてもDMの送信リクエストができていたものを、DM送信を相互フォロー間のみに限定し、送信リクエストを送るにはTwitter Blueへの加入を義務付けるというものだった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
Twitter、認証済みクリエイターへの広告収入分配を開始
Twitterは、クリエイター広告収益分配プログラムを開始した。既に何人かのユーザーが分配を受けており、例えば人気右翼アカウントEnd Wokenessは1万419ドル分配を受けたとツイートした。Twitter、DMで仕様変更 相互フォロー以外へのDM送信は「Blueユーザーのみ」に
Twitterで新たな仕様変更が実装されたようだ。これまで受け取るユーザーが許可すれば、相互フォロー以外にもDMの送信リクエストを送ることができたが、新仕様ではDMのやり取りが相互フォロー間のみに限定される。マスク氏予告のTwitterのDM暗号化、まずは認証ユーザーのみで開始
Twitterのイーロン・マスク氏が予告したDMの暗号化機能の提供が始まった。ただし利用できるのは青いチェックマークユーザーの認証済み企業ユーザーのみ。今後提供範囲を広げていく計画としている。Twitter、不適切なDMを読まずに削除する機能を正式に追加
Twitterでフォローしていない相手からのDMを受け取る設定にしている場合、内容が不適切な可能性があるものは内容を読まずに削除できる「クオリティフィルター」機能が使えるようになった。